海外(主に欧米)のBLは【M/M小説】とよばれるものですね。
日本は恋愛模様を中心に描かれていることが多いですが、M/Mは恋愛だけじゃなくて政治や策略、ミステリー、人生において立ちはだかる壁のような事柄を組み合わせる傾向が強いように思います。
今回は海外BL!モノクローム・ロマンス文庫の名作3選をご紹介します。
目次
ドラッグ・チェイス(1)還流
原著:エデン・ウィンターズ イラスト:高山しのぶ
翻訳:冬斗亜紀 出版:モノクローム・ロマンス文庫(新書館)
発売日:2016
【見どころ】主人公のエロおやじジョークが冴えわたる!
捜査協力中の囚人&潜入捜査官 × 元海兵隊所属の堅物世話焼き新人
主人公のラッキーは刑期短縮のために薬物捜査局に捜査協力しています。
ようやく残りの景気もあとわずかというところで、ラッキーは上司から新人と相棒を組むように命じられました。
新たな相棒の名前はボー。
若く、堅物で、掃除や食事も手を抜かない……まるで自分とは正反対の男でした。
案の定お互いの第一印象はイマイチでしたが、ラッキーも任務は元海兵隊であるボーをいっぱしの捜査員に成長させなければいけません。
最後の仕事だからと渋々引き受けたラッキー。唯一良かったことはボーの鍛えられた尻を盗み見ることぐらいだった。
やがて二人に新たな任務が与えられます。潜入捜査の準備をはじめるのだが……。
続きは【ドラッグ・チェイス(1)還流 】を読んでみて下さいね!
正反対の二人が冗談を言ったり、時には喧嘩もしながら一つのミッションに向けて力を合わせ、成長していくお話です。
こんな方におすすめ
- 読みやすいので海外BL小説はじめての方も大丈夫!
- 男くさい二人の恋愛模様が素敵。アクション映画好きの方に◎
殺しのアート(1)マーメイド・マーダーズ
原著:ジョシュ・ラニヨン イラスト:門野葉一
翻訳:冬斗亜紀 出版:モノクローム・ロマンス文庫(新書館)
発売日:2018
【見どころ】 FBIの行動分析官 × 美術犯罪班の即席バディが連続殺人事件を追う!
FBIの凄腕行動分析官 × FBI美術犯罪班の若き捜査官
FBIの敏腕行動分析官のケネディと同じくFBI美術犯罪班のジェイソン。
ケネディがプロファイラーとして活躍した連続殺人事件がありました。その事件でまだティーンエイジャーだったジェイソンは大切な幼なじみを失いました。
犯人は逮捕されましたが、友の死がきっかけでジェイソンはFBIの道へと進むことになりました。
あれから月日がたち……もう二度と戻ることはないと思っていたその街に、ジェイソンは捜査官として戻ってきました。
再び、この町で殺人事件が発生したからです。
当時の連続殺人事件と共通する点がみつかり、犯人を逮捕したケネディも召集されます。
ジェイソンはケネディの相棒というか、お目付け役、監視役を上司から押し付けられていました。そのせいでケネディに邪見にされます。
冤罪だったのか、それとも模倣犯なのか……二人は衝突しながらも真相を追い始めます。
こんな方におすすめ
- 刑事もの小説が好きで、男っぽい男性がお好みの方
- 寡黙でプライドの高い男が、愛に溺れる話が好きな方
クリスマスの航路
原著:ジョシュ・ラニヨン イラスト:門野葉一
翻訳:冬斗亜紀 出版:モノクローム・ロマンス文庫(新書館)
発売日:2018
【見どころ】 再会からはじまる素直じゃない二人のじれったい恋愛
傷ついたFBI捜査官 × 昔の恋人にそっくりな謎の男
とある事情からFBIから出勤停止を命じられたシェイン。
現実から逃げるようにカタリナ島に行った先で、ノートンに出会いました。島での生活は穏やかで、シェインはノートンをバカンスの相手とは思えなくなっていました。
しかし、職場復帰が決定したその日……ノートンは何も言わずに島を去ってしまいました。
恋人だと思っていたのは、シェインだけだったのか……突然の別れでした。
そして二年後のクリスマス。シェロンは一人カタリナ島で過ごそうとコテージを訪れましたが、そこでノートンの面影がある男と再会して……。
こんな方におすすめ
- 再会して愛を確かめ合うストーリーが好きな方
- 大人の男の純愛。未練たっぷりな男たちがじれじれするのが好きな方
どうでしたか?
海外BLの世界にどっぷりと浸っちゃいましょう!