今回の【我慢ばかりの「お姉様」をやめさせていださきます~婚約破棄されましたが国を守っていたのは私です。お陰様で追放先で村づくりを謳歌しているのでお構いなく~】はかなり読み応えありました!
めちゃ好みのラノベでした。
目次
我慢ばかりの「お姉様」をやめさせていだきます!~婚約破棄されましたが国を守っていたのは私です。お陰様で追放先で村づくりを謳歌しているのでお構いなく~
原著:瑞希ちこ イラスト:羽公
出版:スターツ出版 発売日:2023
見どころ① 魔物を従える聖女が見捨てられた村を救う!
大聖女として国を守るために頑張ってきた主人公、アナスタシア。妹に婚約者を奪われ、身に覚えのない罪をなすりつけられて辺境へと追放されました。
婚約者であった王太子も、実の両親も妹のことを甘やかすばかり。アナスタシアは「お姉様」だからです。
辺境の地、終末の村へと向かう馬車の中で意外にもアナスタシアの表情は明るいまま。
もう我慢しなくていい、これで自由になった。
アナスタシアは魔物と交流できる能力を隠すことをやめ、本当の自分を解放します。
そして追放者の住処、週末の村はアナスタシアの存在で追希望溢れた場所へと変わっていきます。
見どころ② クズの妹に腹が立つ。でも我慢した分、最高のざまぁが待っている。
とにかく、アナスタシアの実の妹アンジェ……この子、本当に性格悪いです。良いところゼロです。
彼女の言動に読み手のイライラバローメータが上がってきます。
エッセンスとばかりに王太子の傍若無人、俺様な感じがクズっぷりを増していきます。
もちろん、最後にはスッキリです。このために今まで読んでいたのだろうな、と感じました!
見どころ③本当の自分を解放するだけで幸せなこと
自分らしく生きていける幸せというか……。
本当の自分でいて、誰かが好きになってくれたり、必要としてくれることって尊いなと感じました。
アナスタシアは本当の自分を押し殺して生きてきましたが、それは誰の為だったのでしょう。
自分の為だとしたら、家族からの愛を得たかったのでしょうか?
アナスタシアは、もうとっくの昔に家族に、誰かに期待することを止めてしまったのだと思います。
どんな環境でもいいから、素の自分を出せる居場所を作っていきたいですね。
こんな方におすすめ
- クズな奴らがざまぁされるのが好きな方
- 主人公だけではなく周囲の人々の運命も変わる爽快ストーリーが好き!
みなさんも是非読んでみて下さいね!