今回は話題のラノベ【どうせ捨てられるのなら、最後に好きにさせていただきます】をご紹介します。
目次
どうせ捨てられるのなら、最後に好きにさせていただきます
原著:碧 貴子 イラスト:すらだ まみ
出版:一迅社 発売日:2020
見どころ① 序盤の主人公の行動に衝撃!あっという間に引き込まれる。
侯爵令嬢であるアニエスは、長年の婚約者である王太子のリュシリュールに恋をしていました。
しかし、そんな主人公にいつも冷たい態度で接するリュシリュール。
政略結婚とはいえ、思いを通わせることはありませんでした。
そしてついに、アニエスは王太子である彼に呼び出されて、婚約破棄を突きつけられます。そんな彼の隣には別の女性が座っており甘い雰囲気が漂ってきます。
最後の最後まで、愛されることはなかったのだと……改めて事実を突きつけられます。もう、涙も出ないアニエスです。
愛されないならと、アニエスは最後に家族のために、自分のためにとある行動をします。そして王宮から逃亡し、隣国へと身を寄せました。
これでもう二度と会うことはないと思っていたアニエスでしたが、なぜか嫌われていたはずの彼に執着されてしまい……というお話です。
見どころ② 不器用すぎるヒーローの頑張りに注目
アニエスも素直じゃないけど……それは、ヒーローのせいですけどね!
正直この作品のヒーロー、リュシリュールに関しては意見が分かれますね。
見どころ③結局、恋は一人ではできない。そして愛を伝えないなら愛がないと一緒だ。
私が思うに……片思いでも両思いでも、一人じゃつらすぎて無理ってことです。
いろんな事情があって、素直になれないこともあるとは思いますが……。
とある言動が、相手の態度に影響を与えて、それを繰り返して互いに悪影響を与えてしまうんですよ。
結局、愛を胸に抱くならがむしゃらに──これに尽きると思います。
アニエスはずっと辛い思いをしてきたはずなので、リュシリュールには愛を伝える努力を続けてほしいですね。
こんな方におすすめ
- 不遇な主人公が幸せになるお話が好きな方
- 不器用&すれ違いラブが大好物な方
- 不器用ヒーローでも愛せる方
是非読んでみて下さいね!